先日ゲスト登壇したセミナーの質疑応答のとき、
「目に見えない話って嫌いなんですよ」と言ったら
「あー、ぽい!そういうの嫌いそうww」と笑われました。
無神論者というわけではないんですよ。
「お墓不要論者」ではありますが(笑)
そういうことではなくて、
私の小論文の「模範解答」が
他の先生たちとテイストも結論もぜんぜん違うのはなぜか?
というご質問をいただいたときの会話です。
人を嫌うこと自体は問題ではありません。
でも殴りかかったら実害です。
ダイエットが続かないのは心が弱いからではありません。
帰り道にコンビニがあるからです。
愛情で人は救えませんが、
相手をよく見ていれば異変に気づくことができます。
「目に見えないこと」で話を進めていくと、
「しっかり考えよう」みたいな結論にしかなりませんが、
それらを「目に見える実害や仕組み」に変換すると
現実的な解決の糸口が見えてくるんです。
文章を練習するよりも、この考え方を反復練習する方が
小論文のクオリティを劇的に上げることができます。
「主観や憶測は事実に変換する」
ビジネスマン向けのセミナーではこう表現しています。
でもまあ、これについては
私が最初に言い出したことではなく、
マッキンゼーとかの外資系コンサルが言い始めたことでもなく、
デカルト先生の『方法序説』が最初じゃないかと思います。400年前。
https://amzn.to/31AUr0f ←なんとマンガ版がありました!(笑)
「我思う、故に我あり」という名言にたどり着く以前の部分です。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2020.2.8 Vol.0529>

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。