先日、都内某所にゲスト講師として登壇しました。
テーマはセルフブランディングとプロフィールです。
ついでに受講者のみなさんのプロフィール的な資料にちょこっとアドバイスを差し上げたんですが、
やっぱり最初は自分の価値を掘り起こせていないんですよね。
いまの職業と過去の職歴とか人生経験とかがリンクしていないんですよ。
自分の「これまで」を一切消すと、
「あなたから買いたい」という必然性が弱いので
同業者に勝てません。
逆に、自分の「これまで」に縛られすぎると、
いまの仕事で「それは私らしくない」とかという妙なこだわりが発生して
全力を出すことができません。
単にバラバラな人生経験をツギハギしただけだと、
「フラフラしている人がたまたま思いつきを言っているだけ」という印象になります。
難しいもんですね(苦笑)
理想的なのは
「一見バラバラな経歴の奥に、現在につながる一貫した『何か』がある」
というプロフィールです。
意外とその「何か」というのは
失敗談とか辛かった経験とかはずかしい過去とか、
いわゆる「黒歴史」の中にあったりするものです。
成功体験ばかりに目を向けていても、見つからないんですよ。
過去の失敗という事実は変えることができません。
でもその事実の「自分にとっての意味」なら、いま変えることができます。
これが「いまの職業と過去の経験のリンク」になるわけです。
あなたの経歴の奥にある、一貫した「何か」は何でしょう?
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2020.1.26 Vol.0516>
合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。