あずきはスーパーで何売り場にあるのか、7歳児が小さいアタマで考えたプロセス
上の子(7歳)が「お手玉ほしい」と言い出しました。
学校で「むかしあそび」としてお手玉、けん玉、あやとり、ベーゴマなどを教わったそうです。
たしか百均にお手玉売っていたような・・・
いっしょに買いに行くことにしました。
ところが「現在品切れ中」とのこと。
隣のイトーヨーカドーのおもちゃ売り場も探してみましたが、こちらはそもそも「取り扱いなし」。
せっかく来たのに収穫なしです。
てか、お手玉って・・・買うもの?
「パパが子どものときは、ばあばが作ってたぞ。あずきを布で包んで」
スマホで調べたら、お手玉の作り方なんて簡単にわかりました。
https://chiik.jp/articles/Y0qrR
「それいい! 作ろう!作ろう!」
という流れで、
あずきを買って帰ることに。
イトーヨーカドーの広い食品売り場に着きました。
「あずき探しゲーム! どこにあるか、わかるかな?」
私も未加工のあずきなんて買ったことありませんが、
7歳児が探し出せるでしょうか?
さっそく何かを見つけたようです。
「むぎの仲間じゃないかな?」
残念!(笑)「しょうちゅう」はお酒の仲間。
「あずきって、もなかに入ってるよね」
あんこになっちゃってるね。
「そうか、豆だよね!豆!」
ここはどれも味がついてる豆ばかりだね。材料っぽくない。
「お米でもお手玉作れるって、さっきiPhoneで見たよ」
それ、お米というよりポン菓子。
「あった! あずき!」
惜しい! あずきだけど水煮じゃお手玉作れないだろ。
カラカラに乾いてるやつないかな?
「あったよ、カリカリ」
それは「うめ」って読むんだよ。
しかもカラカラじゃなくてカリカリだし。
「野菜売り場じゃない? ほら、紫色!」(ダッシュ)
色は近いけど、イモだね。
「こっちにも紫!」
もはや肉だし。
「ないねえ。やっぱりお米で作ろうか?」
と諦めかけたとき、
「あ、あずき!」
おー、ついに発見!!
さっきのあずき缶の並びではなく、棚の端の通路に面した部分(エンドと呼ばれます)にありました。
モノの分類というのは恣意的なもので、
スーパーの棚はスーパーの都合で分類されているわけですが、
「ああでもないこうでもない」と仮説を潰していく作業は
「学習」というものの原型を見ているかのようでした。

ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。