小泉進次郎環境大臣が育休を取るとかいう件で
賛否両論盛り上がっておりますが、
もし家族を大事にしたいなら、
育休なんか申請しないでバリバリ仕事に打ち込むべきです。
なぜなら、
前もって申請して取得した育休の日に
「パパの出番」が来るとは限らないからです。
ぶっちゃけ、オムツ替えるのとか赤ちゃんをあやすとか
パパじゃなくてもいいじゃないですか。どうせ覚えてないし。
本当に夫の助けが必要な事態って、あるとき突然来るんですよ。
奥さんが病気になったり、育児ノイローゼになったり、
赤ちゃんが病気になったり怪我したり。
「ここはパパが駆けつけるだろ」というときに
「大臣、まさか早退ですか? 今月の育休はおとといで消化しちゃったじゃないですか」
なんて言われたら、父親の株も大臣の株も下がります。
でも育休も取らずにバリバリ仕事して
「働きすぎじゃない? ご家族大丈夫?」と周囲に心配させておけば
いざというときに
「大臣、奥さんのために早く帰ってあげてください! あとは私たちがやっておきます!」と言ってもらえます。
つまり、普段から職場に「貸し」を作っておくということです。
私の場合、母が倒れて「生きるか死ぬか」の瀬戸際だった数日間、
青森と仙台を新幹線で行ったり来たりしていたことがあります。
仕事もリスケをお願いしたり、バイトのスタッフに資料集めからプリントの作成までメールで指示を出して手伝ってもらったり。
で、あとから人づてに聞きました。
ある女性職員が「プロ意識なさすぎ」と言っていたと。
家族の一大事だからといって、誰もが大目に見てくれるわけじゃないんです。
普段から、はっきり「貸し」を作っておくことって大事なんですよ。
合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。