イラン米大使館人質事件の裏で実行された「コンフィデンスマンJP」みたいな作戦を、今年の行動のヒントにしようと思った件
『ARGO(アルゴ)』という映画があります。
https://amzn.to/2ZSe03B
1979年に起きたイラン米大使館人質事件で
極秘裏に実行されていた救出作戦を描いた実話です。
当時、大使館が暴徒に乱入されて大使館員やその家族など52人が人質として監禁されましたが、
そのとき6人だけ脱出して、カナダ大使の家に匿われていました。
この6人をイラン国外に脱出させるために考えられた計画が
「架空のSF映画をでっちあげ、その制作スタッフになりすます」というもの。
ハリウッドで本物の映画人たちを集め、メディアを呼んで記者会見まで開く徹底ぶりです。
あとは、本編をご覧ください。
https://amzn.to/2ZSe03B
実は「架空の映画のロケ」という作戦には前例があります。
1948年の第一次中東戦争(イスラエル側からすると独立戦争)のとき、
イギリスの民間空港で「戦争映画のロケ」が行われました。
本物の爆撃機が4機並び、スタッフやエキストラなど大勢の人がスタンバイしています。
そしていよいよ出撃シーンの撮影。
飛び立った4機の爆撃機は・・・・そのままイスラエルに行ってしまいましたとさ。
ちなみにこの件、
Wikipedia「第一次中東戦争」では
「また武器については大戦終結直後の欧州各地より購入したり、詐欺まがいの方法で入手した。」とだけ記述されています。
この「詐欺まがいの方法」の一つが、映画のロケだったんですね。
「コンフィデンスマンJP」みたいです。
https://amzn.to/2sMQBnW
奇想天外な作戦を、採算度外視のスケールで実行する。
年始めに届いたツタヤディスカスのDVD『ARGO』を観て、
今年の行動のヒントにしたいと考えました。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2020.1.5 Vol.0495>

ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。