先日、公務員試験の「氷河期枠」をご紹介しました。(こちらの記事です)
こういう中途採用枠を受けるときに大事なのが
「非正規コンプレックス」を捨てること。
「所詮バイトだから、正社員の人より負けている(メソメソ)」
それ、錯覚ですから!
「正社員か非正規か」なんて、
働いてる人間の価値には関係ないですから!
学生時代、オーストラリアに一人旅をしました。
飛行機の隣の席にフリーターの女の子がいまして、
いろいろおしゃべりしていたんです。
現地に着くと入国カードを書いて出します。
職業欄に、私は「student」。ノープロブレムです。
ところがフリーターの女の子、
「part time job」と書いたところ、入国審査で
「で、パートタイムで何の仕事しとんのや?」
としばらく問い詰められていました(笑)
パートとかバイトとか派遣というのは
会社との契約の形に過ぎないのであって、
職業そのものを指すんじゃないんですね。
ショップの販売員であれば「sales staff」だし、
居酒屋の店員なら「waiter」なわけです。
その仕事を自分の意思で真剣にやっていれば、「プロ」です。
自分をどう定義するかという問題です。
「バイトやってました」なのか
「接客業のプロです」なのか。
もちろん「人を喜ばせるプロ」でも「書類やモノを整理するプロ」でもいいですよ。
中途採用枠では論文でも面接でも
「これまでの職務経験でどんな問題解決をしてきたか」を聞かれます。
したがって、これまでの経験を自分で整理して
「セールスポイント」として語れるようにしておく必要があります。
(フリーで活躍している人は、これが上手いんです!)
「しがない非正規雇用の私」ではなく
「◯◯のプロとしての私」を語りましょう。
あなたの人生の価値を決めるのは
会社との契約ではありません。
自分で自分をどう定義するか、その切り口次第です。
鈴木鋭智のミニ講義動画・再生リストです↓
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出願書類を書く前に、面接関連の動画を一通り見ておくといいですよ!
<メルマガ【ミニマル思考】2019.12.28 Vol.0487>

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。