地球物理学者・竹内均先生の教えをヒントに、自分の「人生ゲーム」を攻略しよう!と年末に提案してみる件
昔、地球物理学者の竹内均先生という方がいました。
Wikipedia「竹内均」
東大の教授を退官後、科学雑誌「Newton」を創刊して科学の啓蒙に努めた人です。
竹内先生は代々木ゼミナールの「校長」でもあったので、
代ゼミ生だった私はインタビューを読んだり講演を聞いたりする機会に恵まれました。
ずっと覚えているのは、専門のプレートテクトニクスの話ではなく
「幸せの3条件」の話です。
・自分の好きなことをして
・それでメシが食えて
・人にほめられる
竹内先生ご自身も
まだマイナーな仮説に過ぎなかった「大陸移動説」を日本に広めた人で、
東大の学生からも「大陸が 動くといって メシが食え」とからかわれていたほど
好きなことをやって、メシが食えて、社会的に尊敬されていましたからね。
これを聞いた19歳の頃は
「この3つが揃ったらラッキーだよなあ」くらいに思っていたのですが、
いまはハッキリ言えます。
「1つでも欠けたら不幸」です。
その状態からはさっさと「抜け出す」のが正しい。
お金のために、好きでもない仕事に仕方なく出かける毎日とか
会社の売上のために、役に立たない商品を売りつける罪悪感とか
好きなことやってても、ニーズがない空回り感とか
もしそういう状態だとしたら、
そこから抜け出すのが「ゲーム」です!
「人生ゲーム」って、
ボードの上でチマチマやるもんじゃないんです。
自分の人生をゲームとして攻略することこそ「人生ゲーム」。
いまの仕事を辞めるか辞めないかはどっちでもいいんですが、
辞めるにしても続けるにしても
目指すのは
・自分の好きなことをして
・それでメシが食えて
・人にほめられる
この3点コンプリート。
いまから、「人生ゲーム」の始まりです!!
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2019.12.26 Vol.0485>

ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。