昨日のプロフィールの話の続きです。
「ライバルとの差別化」と「それを裏付ける実績」に何を持ってくるか。
「年商◯億円」とか「オリコン1位」と聞くと
そのときは「すげー!」と思うんですが、
「量的な実績」って、すぐに抜かれちゃったりするんですよね。
だから数字を「差別化ポイント」にすると、
そのプロフィールは寿命が短いんです。
たとえ一時的にでも「すごい数字」を出したからには
ライバルとは何か違うこと、何か逆の発想、オリジナルの工夫をしているはずで、
その「質的な違い」が差別化ポイントなんです。
「路上のパフォーマンス販売で年商◯億」とか
「レトロな昭和歌謡が女子高生にウケてオリコン1位」とか。
「年商◯億」「オリコン1位」は、
「質的に違う」ことを「裏付ける実績」に過ぎないわけです。
ちなみに・・・
私の「Amazonカテゴリ1位」も丸6年で止まりました。
「10万部」も・・・著者のパーティーなんかに行ったら30万部、100万部の人がゴロゴロいるんすよ。一番上はこんまりですよ。10万部は何の自慢にもならないんですよ(苦笑)
でも、
「小論文なのに問題解決を教える人」って
業界では「初」だったし、いまでも異端です。
なので私のプロフィールには必ずどこかに「問題解決」という言葉が入っています。
「6年連続カテゴリ1位」とか「30刷10万部」とかは、その「異端な手法」の裏付けにすぎないんです。
よく「数字で語れ」と言われますが、
数字を使うことが目的なんではなく、
「質的な差別化ポイント」を「数字で裏付ける」という組み合わせが大事です。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2019.12.22 Vol.0481>
合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。