他人の転職、副業、起業が異分野へのダイビングに見えても、実は隣の領域に片足を伸ばしただけかもしれない件
転職や副業、起業を考えるとき、
「まったく新しい世界にダイブする」のはハードルが高くても
「となりの領域に片足伸ばしてみる」なら踏み出しやすいものです。
私も代ゼミ講師からポーンと企業研修に飛び込んだわけではないんですよ。
実はその間に「公務員試験」を経ています。
大学入試の小論文って、テーマがアカデミックだったり抽象的だったりするんですよ。
果たして、そんな「学問の世界」のノウハウが
ビジネスに通用するんだろうか?
そこ確信持てないのに、仕事引き受けてお金もらうわけにいかないじゃないですか(笑)
そんなとき、CSS公務員セミナーに誘われました。
公務員試験って、
待機児童問題とか雇用問題とか社会保障問題とか町おこしとか防災とか、
最近だと組織のマネジメントとか働き方とか、
現実の社会問題が出題されます。
いままでの方法論で
それらの問題を解けるか?
教室で教えられるか?
合格、内定という結果が出るか?
実験の結果は・・・
ふつうに通用するじゃないか!
しかも、長い課題文がないので慶応よりずっと簡単だし(笑)
よし、いける☆
CSSで公務員試験の模範解答を作ったり予想問題を作ったりしながら
社会問題への「現実的な解決策」を出すトレーニングを積みました。
それが現在のビジネスセミナー、企業研修にそのまま役立っています。
学生と社会人の差に比べれば、役所と民間の差は小さいですからね。
代ゼミからいきなりビジネスセミナーに登壇しても
返り討ちにあって終わっていたかもしれません。
(実際、それで失敗した同業者は過去に何人もいます)
「となりの領域に片足伸ばす」
私みたいな小心者にはちょうどいいステップでした。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2019.11.20 Vol.0449>

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。