「MONO消しゴム vs ONO消しゴム」発注者の思考が狭いと組む相手を間違えてしまうという「外注あるある」
先日、こんなニュースがありました。
「“本家”の許可得ず「ONO消しゴム」 兵庫・小野市観光協会のパロディー版、販売中止に」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191104-00000006-kobenext-l28
トンボ鉛筆の定番商品「MONO消しゴム」のパロディー商品を作ったら、
製造した大阪の業者が
「トンボ鉛筆の許可を得た」と言っていたのに
本当は許可申請すらしていなくて、
結果的に販売差し止めを食らったと。
役所が民間業者に丸投げすると手抜きされるという、よくあるパターンです。
最初から小野市がトンボ鉛筆にコラボを持ちかければ、
本家公認で、しかも「ご当地MONO消しゴムブーム」みたいなデカい展開ができたかもしれないのに。
全国で売れて小野市の知名度が上がったかもしれないのに。
・・・って、そこまで大きなことは考えていなかったのかもしれませんね(笑)
「イベントの成功=全国から観光客が集まる」ではなく
「イベントの成功=当日の行事を無事に終える」だったのかもしれません。
(だとしたら今回は大失敗だったわけですが・笑)
「誰と組むか」も大事ですが、
そもそも発注者が「どこを目指しているか」によって
組む相手というか寄ってくる相手が変わってくるものです。
ぶっちゃけ、私自身も
昔ちょっと弱気というか思考が小さくなっていた時期があって、
そういうときに限って「変な仕事のお誘い」が来るんですよ(笑)
詐欺とか悪意のある話ではないんですが、
企画に無理があったり、
目指すレベルが(そのときの自分くらい)ショボかったり(爆)
何度か、途中で正気に戻ってお断りさせていただきました。
「志」とか「スケール感」を大きく持って
大きなご縁に囲まれていたいものですね。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2019.11.17 Vol.0446>

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。