小学校ではいまだにベルマークを整理する当番があって、
近所のママさんが会社の有給をとって参加していました。
1点あたり1円のベルマークを切り貼りするために・・・
働いた分の給料を寄付した方がよくない???
生産性が低いといわれる日本社会を象徴するかのような活動です。
こういうのは親ではなく、生徒と先生にやらせたら
「生産性」というものを考えるいい教育機会になるんじゃないでしょうか?
と思っていたら、
すごい子が現れましたよ。
「ベルマーク型抜き装置」を発明して特許を取った小学5年生が!!
http://www.bellmark.or.jp/topics/supporter/30003416/
自宅でベルマークに手こずっていたお母さんを楽にしてあげたかったって、いい話じゃないですか。
このニュースをよく読むと気づく点があります。
このお母さん、弁理士なんですね。なるほど。
だから特許申請の手続きも見てもらえたというのもあるでしょうが、
それ以上に
「発明」とか「特許」というものが身近にある環境って大きかったんじゃないでしょうか?
親子の会話にもそんなワードが出てくるかもしれませんし、
意味不明な工作と大量のゴミにも寛容だったかもしれません。
ついつい親は
「散らかすな」とか「早くご飯食べなさい」とか「先に宿題やりなさい」とか言いたくなるものですが、
子どもが何かに夢中になっているときは
その種を潰さないようにしてあげたいものです。
そして子どものチャレンジを叶えるために
親の仕事や特技を活かすことができたら最高ですよね☆
ところでこのベルマーク型抜き装置、
商品化されたら全国のPTAに売れるんでしょうか?
この装置を買うために手作業でベルマークを集めるんでしょうか?
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2019.9.18 Vol.0386>

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。