セミは地上に出てきてから1週間しか生きられないというのが定説でしたが、
実際は1か月くらい生きているそうです。
これを発見したのが、岡山県の高校生。
詳しくは、こちらのニュースをご覧ください↓
https://www.asahi.com/articles/DA3S14151969.html
863匹捕まえて、油性ペンでマーキングしてから放し、
15匹を再捕獲、4匹を再々捕獲したとか。
この根性もたいしたもんですが、
それよりも、彼の着眼点がいいんですよ。
「セミの死骸を夏の間に見かけることが少ないのはなぜか?」
人は「あるもの」には気づきますが、「ないもの」にはなかなか気づかないんですよね。
その「ないもの」に気づいて、
定説を疑って、
夏のあいだ毎日セミを捕りまくる。
ファーブル並みの研究者ですよ。
すごい高校生といえば、
2016年に「蚊に刺されやすい人と刺されない人の違いは足の裏の常在菌」という発見をした
京都の高校2年生が話題になりました。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20160831/index.html
彼の場合も
「妹だけ蚊に刺されやすいのはなぜだろう?」という疑問から
靴下に反応した蚊が交尾しまくる回数を数えたとか。
高校卒業後、コロンビア大学に研究員待遇で入学したそうです。
彼ら自身も天才なんでしょうが、
常軌を逸した自由研究を許してくれたお母さんも素晴らしいと思います。
ふつうの家庭なら
「夏休みの宿題やりなさい!」とか
「気持ち悪いからやめて!」とか言いそうですからね。
うちの子たちも
近所の公園でアリとかダンゴムシとか捕まえていますが、
なるべく親の衛生観念を押しつけないようにしたいものです。
P.S
拙著『ミニマル思考』でも紹介した
「クマノミがイソギンチャクに刺されない理由」を解明した
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「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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