セミナーで、4人1組のワークをやることがあります。
隣同士とのやり取りと
前後でのやり取りを組み合わせているので
5人じゃダメなんです。きっかり4人なんです。
でも、社内研修ではないオープン型のセミナーで
受講者の人数がきっかり4の倍数ということはそうそうないわけで
(4の倍数を定員にして締め切っても、当日欠席する方がいるので)
当日、セミナーが始まる直前に調整する必要があります。
4列目まで全部埋まったら、5列目と6列目を2席ずつ空けていきます。
一番うしろの3グループが
4人、4人、3人になったら、1人空いているところに私が入る。
4人、3人、3人になったら、3人グループの1人席の方どうしでペアワークをやっていただく。
4人、3人、2人になったら、席替えをお願いして3人、3人、3人になってもらい、
「私が入る」と「1人席同士でペアワーク」。
パズルみたいなもんです。
遅刻してくる方なんかがいると、また組み合わせが変わったりして(笑)
でもこのパズルがピタッと決まると
気分良くセミナーを始められるんですよ。
4人、4人、3人、でスタートしたのに
あとから遅刻者1名で全グループ4人になったりすると
「俺、今日ラッキー☆」とか思います(笑)
で、先日ですよ。
ここ数回上手くいっていたので、気が緩んだんですね。
つい、スタッフに座席のことを伝えるの忘れていたんです。
しかも、そんな日に限っていつもと違う人。
開始2分前に控室から出て会場を見渡すと・・・・
5列目にずらーーーーーっと座っていて
6列目が、ない!
しかも4列目までもいくつか空いている席が。
しまった!!
慌てて何人もの方に席替えをお願いしました。
スタッフ1人では手が足りないので、私も。
開始前から講師が頭を下げている図です。
ふう、これで最後列が4人、4人の2チームに収まりました。
3分遅れで、スタッフの司会が始まります。
「みなさん、おはようございます! 本日は・・・」
・・・と、ここで遅刻者1名!
最後列が4人、4人、1人になっちゃいました!
どうする?!
(えーっと、4人チーム2つから1人ずつまた席替えをお願いして、そこに私が入って・・・・)
「では鈴木先生、よろしくお願いします!」
あ? あ、はい(汗)
本番直前の「オーラを出す時間」がまったくありませんでした。
会場全体に「目力ビーム」を出すこと忘れてしまいました。
反省です。
スタッフが悪いんじゃないんです。
遅刻した人が悪いのでもないんです。
念のためのつもりでスタッフと毎回打ち合わせて
ちゃんと指示を出していればよかったんですよね。
ベストなパフォーマンスをしたければ、
スタッフに丸投げせず
講師が細部までコントロールしましょう。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2019.5.29 Vol.0274より>

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。