本当の「フィードバック」とは、意見や感想を言われるなんて退屈な話ではないという解釈
学生でも社会人でも、
「音楽で食っていきたい」なんて相談をよく聞きます。
他にも声優になりたい、アニメーターになりたい、お笑い芸人になりたい、ゲーム作りたい、ユーチューバーになりたい・・・
で、なぜ私に相談するかというと
「親と先生に反対されるんです。どうやって説得すればいいでしょう?」
「説得」なんかせずに、
さっさとやっちまえばいいんです。
YouTubeでもコンテストでも何でもいいので、
挑戦して結果を出しましょう。
才能があるかどうか、試しもしないで
「どっちの生き方が正しいか」なんて架空の議論しているから
決着がつかないんです。
なんてことを言うと、
「でもメンバーが揃わなくて・・・」とか言い訳する人もいますね(笑)
ボーカルがいなければ初音ミクに歌ってもらえばいいし、
相方がいなければ漫才ではなくピンでできる芸をやればいい。
映像を作れなければ、音声だけでもいい。
↓
とりあえず、いま自分でできるものを世に出せば、
いっしょに組みたいという人から連絡が来ます。
↓
そうすれば、もっとすごいものを作れるので
勝率が上がります。
↓
すると、自分たちよりずっとレベルが上の人から
有益なアドバイスをもらえるかもしれない。
勝率がさらに上がります。
↓
そしてもっとすごいことが・・・(以下、くりかえし)
これが「フィードバック」です。
フィードバックって、ただ感想をもらうという地味な話じゃないんですよ。
ギターの「フィードバック奏法」といったら、いわゆるハウリング。
音が返ってくるたびに増幅され、増幅され、増幅され・・・キーーーーーーーーーン!!!
どんどん大きくなって、
最初に出した音とはぜんぜん違うものになっちゃいます。
これぞ本当の「フィードバック」。
まずは最初の1音を出しましょう。
人生のフィードバックが巻き起こっている人には
親も先生も口を挟むことができなくなりますから。

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。