「元予備校講師だから、生徒を励ますの上手でしょ?」

と言われることがあります。

 

いやあ、あんまり励ましたことないんですよ(笑)

ていうか励ましのボキャブラリーを持ってない。。。

 

 

企業研修やビジネスセミナーでも、

「仕事のモチベーションを上げる」とか「やる気を高める」みたいな

自己啓発的なこと、私は言わないですね。

 

そういう熱血、苦手なので。

たしかに励ましの得意な講師の方がウケるんですが、

私の使命じゃないと思ってるんですよ。

 

私の仕事は「自己啓発」ではなく「問題解決」なので。

 

「やる気が出ない」ときというのは、

何か引っかかっている問題があるときです。

スキルが足りないとか、苦手な人がいるとか、そもそも業務に欠陥があるとか。

 

その問題を解決せずに

熱い言葉とか好きな音楽とか催眠術とかで「やる気」だけ高めても、

茨の道に向かって背中を押しているようなもんです。

 

背中押す前に、茨を刈り取る方法を教えるべきだと思うんです。

 

上司との会話の苦手ポイントを解決したり、

デスク周りの作業環境を改善したり、

あやふやだった業界の知識を学び直したり。

 

身の回りの「ちょっと嫌なこと」「モヤモヤすること」を一つ一つ改善すれば、

楽になるし、成果も出るし、

そうなれば自然とやる気になります。

 

モチベーションを上げるのは

催眠術ではなく問題解決です。

 

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