大物ミュージシャンがコカインで逮捕されまして、
映画のお蔵入りなどなどで
被害総額30億円という史上最大のバイトテロとなりました。
大戸屋でふざけた若者たちが可愛らしく見えてきます。
昔から「セックス、ドラッグ、ロックンロール」と言われ、
たしかにビートルズもストーンズも
クスリ漬けだったことはよく知られていますが、
私の高校時代の80年代ハードロック・シーンは
意外と健康的だったんですよ。
特にギタリストは技術的にものすごく高度な競争になっていて、
プロもアマチュアもストイックに練習する人ばかり。
当時の王者、イングヴェイ・マルムスティーン先生の映像がこちらです↓
いやぁ、カッコイイ。神業です。
クスリでラリってたら、こんなパフォーマンス絶対できません。
私も、それはもう技術を磨くことに余念がなく、
ゲーセンにすら行ったことないくらい練習ばかりしていたんですが、
ある日、高2の担任に呼び出されました。
「酒池肉林って言葉、知ってるか?」
小一時間の説教を要約すると、「セックスとドラッグに興じていたらロクな人間にならないぞ」と。
いやいやいや、何かものすごく勘違いしてません?!
たばこ1本吸わない、健全な高校生ですから!!
大人はわかってねーなー、と当時は思っていました。
でもいま思えば、
担任の言うことは半分外れていましたが、半分当たっていたんです。
ただし、担任の考えとは全然違うところで。
先ほどご紹介したイングヴェイ・マルムスティーン先生、
超絶速弾きもロック界で一番だったんですが、
口の悪さもロック界で一番だったんですよ。
ネットで「イングヴェイ名(迷)言集」がいくつも作られているほどです。
http://www.st.rim.or.jp/~r17953/impre/Other/IngGod.html
要約すると、「俺様は天才。俺様以外はみんなクズ」。
十代の多感な時期に、一番憧れていたヒーローが、これですよ。
そりゃ影響を受けますって。
協調性がなく、自意識過剰な人間に育ってしまったのは
多分にイングヴェイのせいです(笑)
担任、惜しかったなあ。
「ロクな人間にならない」だけは当たってたんだけどなあ。
問題は「酒池肉林」じゃなかったんだよなあ。。。
その後の人生、
協調性がないおかげで苦労したり、遠回りしたこともたくさんありました。
でも自信過剰なおかげでチャレンジできたこともたくさんありました。
良かったのか、悪かったのか。
オフコースとか聴いてたら、また違った人生になっていたでしょうか?
合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。