「ドリームキラー」という言葉があります。
夢を抱いて頑張る人に
「おまえには無理だよ、現実を見ろ」とか言って
その夢を潰そうとする人です。
朝ドラ「まんぷく」では
松坂慶子さん演じる「鈴さん」が
古い価値観を代表する「ドリームキラー」の役回りですね。
もっともドラマなので
コミカルで、結局は萬平さんを手伝ってしまう愛されキャラですが。
最近、ある勉強会に参加したところ、
最初に講師の方から注意事項がありました。
「受講者同士でドリームキラーにならないこと」
この先生(個人で受講できるとは思えないほどの超大物です)は
他人の目を気にして取り繕ってしまうのを防止したいわけです。
一方、私が10年前に通った「伝説の出版講座」では
先生(D師匠)がドリームキラーと紙一重(笑)
「それ、あなたの会社では凄いかもしれないけど、本としては売れないね」
ドッヒャーン!
でも、散々ダメ出しされていくと、
自分が絶対に勝てるニッチなニッチな分野が残るんですよ。
この対照的な2つの講座から、わかることがあります。
ドリームキラーに出会ったら、
1 避ける
2 ぶつかる
という2つの選択肢があるということ。
ぶつかって折れるくらいなら、避けた方がいいでしょう。
メンタルの弱さだけでなく、まだアイデアが熟していないだけということもありますから。
アイデアに自信があって、さらに研ぎ澄ませたいなら
敢えてぶつかってみるのもいいでしょう。
一番ダメなのが、
中途半端なアイデアを
中途半端な相手に語ってしまって
頭ごなしに否定されて
諦める、というパターン。
ドリームキラーを「鋭いアドバイザー」にするためにも
「避ける」か「ぶつかる」か
その選択権は自分が握っておくべきです。

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。