「6時間も飽きずに聞いていられる研修」を作るコツは「一番◯◯な人に合わせること」
「なんで6時間も飽きさせないで話せるんですか?」
一日研修のあと、うしろで聴講していた研修担当の方にときどき聞かれます。
たぶん、それはですね、
私自身がものすごく飽きっぽいからだと思います(笑)
「自分が飽きないテンポ」で事例や解説やワークを散りばめているので、
あちこち引っ張り回されているうちに6時間経過するんだと思います。
全部、「と思います」です。
ちゃんとした方法論でやっているわけではないので。
自分が飽きそうな構成にはしない、だけなんです。
実は子どもの頃から
じっと座って人の話を聞き続けるのが苦手でした。
先生の目の前の最前列中央でも、
椅子ごとうしろを向いておしゃべりしてましたから!
あかん、完全にダメな子です(笑)
大人になっても、たとえばコンサートって耐えられないんです。。。
2時間も同じアーティストを見続けられない。
3曲くらいで時計を見てしまいます(笑)
紅白歌合戦のようにいろんな歌手が出てくれる方が好きですね。
ここまで飽き性だと、自分で何かやるときも
「飽きられるんじゃないか?」という心配が強いんですよ。
しかも、自分も飽き性の問題児だったので、
受講者が居眠りしても、文句言いにくい。。。
だから飽きられないための工夫に余念がないんです。
ちなみに
私がコンテンツを作るとき参考にするのは
他の先生のセミナーとかではありません。
テレビです。
テレビって、私みたいな飽き性でも
1時間どころか一日中見ていられるように作っているんです。
ネタの並びや時間配分、カメラ割り、CMのタイミング、テロップの大きさや文字数やフォント、ナレーションのタイミング・・・
参考になることばかりです。
なので
「なんで6時間も飽きさせないで話せるんですか?」
という質問への答えは
「飽き性な自分に合わせて構成しているから」でもあり、
「テレビの構成を真似しているから」ともいえますね。

ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。