いよいよセンター試験です。
歴史ある「大学入試センター試験」も、今年含めてあと2回。
2020年を最後に廃止されることが決まっています。一応。
ところが、
センター廃止後に導入予定の「新テスト」がどんなものになるのか
文部科学省の方針が二転三転して定まらないんですよ。
なぜかというと、
現行のセンター試験の完成度が高すぎるからなんです。
問題の質、評価の公平さ、実施の安定性、
どれをとっても変えようがないんです。
問題の質、めっちゃいいです。
思考力や推理力、地頭力がないと最後までは解けません。
だからセンター対策の勉強を本気でやったら賢くなりますよ。
そんなセンター試験を、なぜ廃止するのか?
そもそも「センター廃止」というのは
成蹊大学出身の安倍さんが総理になってから、
早稲田大学出身の下村文科相が言い出して、
これまた早稲田大学の鎌田薫総長が座長を務める教育再生実行会議が動き出したもので、
・・・・って、みんな私大出身者やん?!
下村さん、言っていました。
マークシートのセンター試験は暗記重視でよろしくない云々と。
センター試験を受けたことも見たこともないオッサンたちが
事実誤認のイメージ先行で廃止を決めてしまったわけです。
やっちまいましたねえ。。。。
本来なら文部科学省が体を張って阻止すべきだったんですが、
ここで得意の「忖度」を発揮してしまったようで。
ということは、逆にいうと
何かあって安倍内閣が終わったら、
忖度が不要になって元に戻る可能性があります。
「共通一次試験」が「センター試験」に改称しても基本は変わらなかったように。
センター試験愛好家としては
そんな「忖度切れの寝返り」に期待したいところです。
もっとも、賢い子なら
最初から不透明な国公立は避けて、
私大を受験するでしょうけれど。
って、センター廃止の真の狙いはそこだったりして?!
まさか(笑)

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。