うちの子たちが
「つららを見たことがない」というので、
「青森に行ったらいっぱいあるよ」と言っていたのですが、
実際に来てみたら、
つららがない!
青森では「無落雪建築」というのが普及していたんです。
雪が落ちてこない平らな屋根で、
自然に溶けた水を屋根中央の溝から排水する構造です。
昔ながらの三角屋根(切妻屋根)と違って、
軒先に水が垂れてこないので、
つららができないんですよ。
この無落雪建築のおかげで
「雪下ろし」という作業がなくなり、
(年寄りばかりなので、命にかかわる重労働だったんです)
「雪かき」といえば玄関の前くらいになりました。
青森も、アップデートされてるじゃないか。
(いや、なんか「アップデート」という言葉が流行ってる風なので使ってみただけです)
青森のアップデートといえば
2010年にスターバックスが初出店して「これで秋田に追いついた」と大騒ぎになったり、
2015年にセブンイレブンが初出店して、涙を流して行列を作る県民の姿をテレビが生中継していたり、
そんな「東京化」が目立ちますが、
県民の暮らしを変えた最大のアップデートは
無落雪建築の普及かもしれません。
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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