うちの子たちが

「つららを見たことがない」というので、

「青森に行ったらいっぱいあるよ」と言っていたのですが、

 

実際に来てみたら、

 

つららがない!

 

 

青森では「無落雪建築」というのが普及していたんです。

 

雪が落ちてこない平らな屋根で、

自然に溶けた水を屋根中央の溝から排水する構造です。

 

昔ながらの三角屋根(切妻屋根)と違って、

軒先に水が垂れてこないので、

つららができないんですよ。

 

 

この無落雪建築のおかげで

「雪下ろし」という作業がなくなり、

(年寄りばかりなので、命にかかわる重労働だったんです)

「雪かき」といえば玄関の前くらいになりました。

 

 

青森も、アップデートされてるじゃないか。

(いや、なんか「アップデート」という言葉が流行ってる風なので使ってみただけです)

 

青森のアップデートといえば

2010年にスターバックスが初出店して「これで秋田に追いついた」と大騒ぎになったり、

2015年にセブンイレブンが初出店して、涙を流して行列を作る県民の姿をテレビが生中継していたり、

 

そんな「東京化」が目立ちますが、

 

 

県民の暮らしを変えた最大のアップデートは

無落雪建築の普及かもしれません。

 

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