笑える研修とマジメな研修、どっちが好きですか?
ビジネスセミナーと企業研修の世界に転身したとき、こんなことをあちこちで言われました。
「セミナーは楽しく盛り上げて学んだ気にさせればいい。
でも企業研修はそれじゃダメ。結果が求められる」
実際、研修担当者や講師エージェントにも「楽しくやるのは不真面目でけしからん」みたいな方はいらっしゃいます。
笑いと学びは反比例する、みたいな。
でも、私は思うんですよ。
笑って楽しく学べたら、それでいいじゃないですか。
はい、ここは意見が分かれますね。
予備校でも「笑わせる派」と「マジメ派」がいましたし、
高校に行くと予備校の「笑わせノリ」が大嫌いな先生も少なくありませんでした。
企業研修でも、
笑って楽しい6時間を絶賛してくれる会社もあれば
「ノリが軽すぎる。セミナーじゃないんだから」とエージェントに叱られたこともあります。
では、どっちの方が
学びの成果が大きいのか?
ざっくり見ると、変わらないんです。
研修の力というよりは、
受講者の好き嫌いとか
合う合わないの方が大きい。
実際のところ、
マジメに堅苦しくやってもついてこれる受講者って
もともとレベルの高い人なんですよ。
でもそういう人って社内研修やらなくても自分で勉強して成長します。
むしろ多くの会社が一番教育したい社員って
放っておいたら自分からは学ばない、みたいな層じゃないですか?
堅苦しい話をしたとたん、脱落する人たちです。
「研修? だり〜」とか言ってる人たちです。
そうだとしたら、社内研修は
なにより「脱落者ゼロ」を目指すべきだし、
そのためにも
笑って学べる工夫を散りばめた方がいいと思うんです。
そこに気づいてからは、
マジメにやれと言われてマジメに振る舞うことはやめました。
そういうキャラじゃないもんで(笑)
マジメにやってほしければ、マジメにキッチリやってくれる先生をご紹介します。
そんなわけで本日も
「落ちこぼれゼロ! 笑って学べるロジカルシンキング&ライティング」の鈴木鋭智として
好き放題やらせていただきます。

ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。