公務員予備校でひそかに展開している革命の野望
来年の春夏に向けたCSS公務員セミナーでの教養論文の講義が始まりました。
そうです。
あまりプロフィールでは強調していないのですが、
公務員予備校でも講義をしているんですよ。
いまの仕事のメインは民間企業の研修や講演なのに
なぜ公務員予備校の仕事を続けているかというと、
「問題解決できる人材を送り込んで、日本の『お役所仕事』に革命を起こしたい」
という野望があるからなんです。
なぜ「論文の講義」が「お役所革命」につながるのか?
それは私の講義が「文章の書き方」を教えているわけではないからです。
いってみれば「問題解決型ライティング」。
むかしは公務員の論文試験といえば
「自治体がやっている施策を調べておいて、それを上手にまとめる」
という“施策まとめ答案”が普通でした。
(いまでも予備校や出版社が公開している「模範解答」にはこれが多いです)
個人的に、これが気に入らなかったんですよ(笑)
「既存のものを丸暗記する人間ばかり採用するから、いつまでも『お役所仕事w』とバカにされるんじゃないか」と。
こうも思いました。
「本当に採用側はガリ勉くんばかりを求めているのか? 地頭力のある人材は欲しくないのか?」
そこで、CSS公務員セミナーで「実験」してみたんです。
文章の書き方ではなく、問題解決のルールを教える。
その結果、
合格率が上がったんですよ。
おまけに「最終面接で、知事に論文の出来を褒められた」なんて子もいて。
やっぱり「地頭力のある人材」は必要とされているじゃないか!
こうやって「問題解決型ライティング」での合格者を増やしていけば、
その分「施策まとめ答案」が落とされていく。
内定者に占める「問題解決型人材」の割合が増えていく。
という理屈です。
このあとは、
彼らが組織の中で潰されず、CSSで培った地頭力を発揮できるかどうか
という新たな戦いが待っているわけですが。。。。
そんなことを企みながら、
CSS公務員セミナーでは
「日本のお役所に革命を起こす同志」を育成中です。

ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。