自己流ノーリターンか、自己投資20万円で1000万円リターンか
「面接練習は動画でチェックすると効果的だよ。
面接官役にスマホで撮ってもらうといいね」
と高校生にアドバイスしたところ、
その子が学校の面接練習のときに先生に撮ってほしいと言ったそうです。
すると、まさかの「撮影拒否」(笑)
いやいや、先生を撮ろうってわけじゃないんですけどね。
でも、こういう先生は少なくないです。
よくある理由は、
先生自身が面接の所作を正しく知らないため、
指導に自信がなく他人に見られたくないから。
座ってスマホ構えているだけでいいんですけどね。
正解を知らないなら、習いに行けばいいのに。
ビジネスマナーの講座なんて、調べればいくらでもあります。
私も一時期、お金を払ってビジネスマナーを習いに行ったことがあります。
1つはANAラーニング(現在のANAビジネスソリューションズ)で、CAの教官が教えてくれるクラスでした。
もう1つは株式会社新規開拓。こちらは元ウエスティンのホテルマンがプロの接遇を教えてくれる上級の講座でした。
前者は3万円くらいだったかな?
後者は10何万円で、合計20万円くらいだったような気がします。
でも「たったそれだけ」の投資で、
AO入試・推薦入試の個別指導で「医学部や早慶を含む第一志望合格率9割」という実績を出し、
『AO入試・推薦入試のオキテ55』なんて面接本まで出して、現在16刷4万4500部。
さらに、この本がきっかけでテレビや雑誌のオファーが来たり、講演に呼ばれたりと
直接的なリターンだけでも総額1千万円を超えました。
いい投資だったと思います。
頑なに撮影を拒否して「密室での自己流」に固執する先生も
3万円、いや1万円の講座でいいから一度習いに行けばいいのに。
ていうか、私が教えてあげてもいい。
(こうやって先生に面接の所作を教えるビジネスを始めたら、リターンはさらに増えますね・笑)
自己投資のリターン、侮れません。

ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。