ある会社の社長さんが嘆いていました。
「パソコンできますって言うから
商業高校の情報科の生徒を採用したのに、
配線一つ満足にできねえんだよ!」
あー、それはあるかもしれない(笑)
いまはどこの高校にも「パソコン部屋(情報処理室とか呼ばれる)」があります。
学校の中で一番冷房が効きます。パソコン壊れないように。
その部屋だけ靴を脱いで入るという学校もあります。ホコリでパソコン壊れないように。
すべての席のパソコンはセッティング済みです。生徒がいじってパソコン壊さないように。
配線は床下に隠されています。生徒が引っかかってパソコン壊さないように。
だって、県の予算で購入した備品ですから。
エクセルなどソフトウェアの使い方は教えるのに
ハードの接続は教えてくれない学校って多いんですよ。
軽音楽部の新入部員はケーブルの八の字巻きを教えられますし、
(巻く前に雑巾で拭きましょう)
どこの軍隊でも銃の分解結合は基本訓練です。
(映画『フォレスト・ガンプ』にも登場します)
学校のパソコンも配線からセットアップまで生徒にいじらせていいんじゃないかと思います。
間違えたところで簡単には壊れませんから。
運動部員は骨折したり肩を壊したりするまで追い込まれるのに、
パソコンだけは細心の注意で大事にされる。
学校って優先順位が面白い世界です。
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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