いらん物を作って売る経済
楽観的な予想ですが、
歴史の流れ方の一つに「ムダがなくなる」というのがあると思います。
昔、CDがかさばるなあ、MDは編集が面倒だなあ、と思っていたら
iPodとiTunesが登場し、パソコンに突っ込むだけで済むようになりました。
そのうち、iTunesが「1,093枚のアルバム/46.7日/81.01GB」とかになってくると、思うんですね。
「世界中の人たちが同じアルバムのためにメモリを費やしているって、ムダじゃない?」
これがストリーミング配信という仕組みで解消されました。
昔のジュークボックスと同じですね。
レコードは所有せず、聴きたいときに聴かせてもらう。
ムダがピークに達すると、あるとき根本的にムダをなくす仕組みが生まれる。
人類の歴史の一つのベクトルなんじゃないかと思います。
音楽に続いて解消されるべきムダの一つが、「労働」です。
いまの世の中、
いらん物を作って、いらん人に売りつけるための労働が多すぎません?
「他社が作ってるから、うちも」とか
「今期の売上が足りないから、何か売ってこい」とか
「広告主がうるさいからクリック数を稼げ」とか。
地球上の有能な人材と有限の時間が
世の中の課題を解決するためではなく
いらん物を作って売りつけるために消費されているわけです。
しかもそんな「労働」の結果、
メンタルを病み、身体も壊し、家庭も壊し、
貿易摩擦を生み、環境破壊を招き・・・って。
そろそろ、
いらん物を作って売りつける経済から降りてもいいタイミングではないでしょうか?
「せーの」で降りたら、
必要なものを作り、必要なときに必要な人に売る「新しい労働」が待っています。
これこそ「働き方改革」。
時短とは次元が違う話です。
とまあ、立派なことを書きましたが、
私自身に
「いらん本は書いてないだろうな?
いらんセミナーやってないだろうな?」という
ブーメランが返ってきそうで(冷や汗)
はい、精進します。
