異業種に触れると「相場の桁」が変わる
人にはそれぞれ
自分が普段やっている仕事の範囲で
「相場感」というのがあるものです。
たとえば出版の場合、
5万部を超えたら一応「ベストセラー」と呼んで差し支えない、かな?
10万部を超えたら堂々と「ベストセラー」と言える。
100万部を超えたら、もはや「社会現象」。
この5万、10万、100万という数字が何を意味するかという「感覚」です。
業種とか分野が違うと、数字の桁もその意味も変わります。
自分と違う業種だと見当がつかないことも多いと思います。
新車は何台売れたらヒットなのか?
銀座のクラブはテナント料いくらなのか?
イベントにこの政治家を呼んだら講演料はいくらなのか?
台風で新幹線が止まったら、払い戻し金額は総額いくらになるのか?
昨日は異業種のメンバーが集まる勉強会でした。
自分とは違う業界の話を聞くと、相場感の「桁」が違って新鮮です。
えっ、この商品そんなに高く売れるの? とか
銀行ってそんなに融資してくれるの? とか
一つのネタからそこまでビジネス広がるの??? とか。
お互いがお互いからそんな刺激を受けて、面白かったです。
私のビジネスモデルも、もう一度考え直さないと(笑)
自分のステージを上げようと思ったら、
1つか2つ「桁」の違う人に会って
自分の相場感を見直してみるのもいいかもしれませんね。

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は企業研修講師としてビジネスパーソンにロジカルシンキング、ロジカルライティングを指導。合同会社ロジカルライティング研究室代表。