子どもたちを寝かしつけるとき、
必ず「お話」をせがまれます。
中でも人気のシリーズが
「やられ桃太郎」と「心配シンデレラ」。
「やられ桃太郎」は、ことあるごとにやられます。
おじいさんが桃を割るとき、勢い余って「斬られ桃太郎」
犬に会ったらいきなりガブッと「噛まれ桃太郎」
鬼ヶ島に着く前に船がひっくり返って「溺れ桃太郎」
最後はシン・ゴジラが現れて「踏まれ桃太郎」
幼稚園児たちは盛り上がってしまい、いつまでも寝てくれません(笑)
「心配シンデレラ」は上の子のダンスの発表会の前夜に作りました。
魔法使いが現れたものの、
「この人、信用していいのかなあ?
騙されてないかなあ?
本当は悪い魔法使いなんじゃないかなあ?
・・・どうする?」
上の子に話を振ってみると、
「信じてみればいいじゃん。いい人かもしれないじゃん」
お城の前に着くと、
「お城に入れてもらえるかなあ?
チケット持ってないし、
追い出されたりしないかなあ?
・・・どうする?」
「行ってみなきゃわかんないじゃん! ピンポン押せばいいじゃん!」
王子様がやって来ました。
「どうしよう?
ちゃんと踊れるかなあ?
間違ったらどうしよう?
王子様に嫌われないかなあ?
・・・どうする?」
「間違ってもいいから、思い切って踊ればいいんだよ!」
何そのポジティブな発言の数々?(笑)
普段はシャイでビビリで、
「お友達におもちゃ取られたらどうしよう?」とか
まだ起きてもいないことで心配ばかりしている子なのですが、
心配シンデレラには客観的なアドバイスができるようです。
遠回しに自分のことネタにされてるって気づいてない?
シンデレラのおかげかどうかわかりませんが、
ダンスの発表会の本番。
入会して2週間しか練習していないにもかかわらず、
堂々たるノーミスのダンスを見せてくれました☆
自分を客観視するって、効果ありますね。
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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