最近、久しぶりに高校生向けの参考書を出したというのもあって、
「本業は何なのか?」問題が再浮上しております(笑)
講師業なのか? 執筆業なのか?
社会人向けなのか? 学生向けなのか?
「二足のわらじ」じゃないですね。何足だ?
でも自分の中では、全部つながっているんです。
講師をやって得たネタを執筆に活かし、
社会人を相手に得たネタを学生向けに再利用し、
参考書を書きながら得たネタをビジネスセミナーに投入する。
つまり、どの仕事もアウトプットであり、インプット。
知の貿易商みたいなもんです。
ちなみに子育ても同じです。
思い通りにならない子どもの相手をするのは
「ミニマル思考」の実験場でもあり、
次のネタの宝庫でもあるんです。
「仕事/プライベート」と区別しているのではなく、
「インプット/アウトプット」として育児も仕事も同じ並びなんです。
実はこういう「一つの肩書きに縛られない」生き方には先例がありまして、
AKBのプロデューサー、秋元康さん。
昔、テレビ番組でおっしゃっていました。(AKBを手がけるずっと前です)
自分は「作詞家」と「放送作家」の肩書きをを都合よく使い分けている。
作詞をするときは「しょせん放送作家ですから」
番組を企画するときも「いやいや、作詞家なんで」
いつも「専門家じゃない」という逃げ道を作ってきた。
みたいな話でした。
「逃げ道」という表現は謙遜だと思いますけど。
だって作詞をするときは「おニャン子クラブを作った放送作家なら、売れるだろう」というハロー効果を生み、
放送作家をするときも「『川の流れのように』の作詞家が言うんだから、本物だろう」という裏付けになっていたはずですからね。
私も、貿易商をさらに超えて
ハロー効果を生む「二足のわらじ」を目指したいと思います。

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。