本業は「貿易商」?
最近、久しぶりに高校生向けの参考書を出したというのもあって、
「本業は何なのか?」問題が再浮上しております(笑)
講師業なのか? 執筆業なのか?
社会人向けなのか? 学生向けなのか?
「二足のわらじ」じゃないですね。何足だ?
でも自分の中では、全部つながっているんです。
講師をやって得たネタを執筆に活かし、
社会人を相手に得たネタを学生向けに再利用し、
参考書を書きながら得たネタをビジネスセミナーに投入する。
つまり、どの仕事もアウトプットであり、インプット。
知の貿易商みたいなもんです。
ちなみに子育ても同じです。
思い通りにならない子どもの相手をするのは
「ミニマル思考」の実験場でもあり、
次のネタの宝庫でもあるんです。
「仕事/プライベート」と区別しているのではなく、
「インプット/アウトプット」として育児も仕事も同じ並びなんです。
実はこういう「一つの肩書きに縛られない」生き方には先例がありまして、
AKBのプロデューサー、秋元康さん。
昔、テレビ番組でおっしゃっていました。(AKBを手がけるずっと前です)
自分は「作詞家」と「放送作家」の肩書きをを都合よく使い分けている。
作詞をするときは「しょせん放送作家ですから」
番組を企画するときも「いやいや、作詞家なんで」
いつも「専門家じゃない」という逃げ道を作ってきた。
みたいな話でした。
「逃げ道」という表現は謙遜だと思いますけど。
だって作詞をするときは「おニャン子クラブを作った放送作家なら、売れるだろう」というハロー効果を生み、
放送作家をするときも「『川の流れのように』の作詞家が言うんだから、本物だろう」という裏付けになっていたはずですからね。
私も、貿易商をさらに超えて
ハロー効果を生む「二足のわらじ」を目指したいと思います。
