5月と6月に
福島県の只見町というところに行ってきました。
高校での講演会です。
東京からだと4時間から5時間くらいかかります。
なんでこんなに幅があるかというと、
只見線が上下1日4本ずつしかないんですね(笑)
そんな只見での講演会。
学校の裏は只見川の河原が広がっていて、
見渡すと、
妙にとんがった山々に囲まれています。
校長先生に質問してみました。
「この辺の山って、どれもとんがっていません?」
「ああ、言われてみればそうですね」
校長先生もこの町に赴任して来られたばかりで、
それが6月。
そして10月に入った昨日。
校長先生からメールが届きました。
「只見町の山の形について、調べてみました。
只見地区の山は他地区に比べ、
その理由として、冬場積雪が多く、
岩肌が露出してしまうことでさらに急峻な地形ができる(「
とのことでした。(『会津只見の自然』「気候・地形・動物編」
校長先生、わざわざ調べてくださったんですか?!
恐縮です!!
ありがとうございます!!
「雪食地形」という言葉、初めて知りました。
これを昔からくり返して、
出番の前、
スライドの順番とか交通費の領収書とか、
実務的なことを考えていてもよかったんでしょうが、
ただぼんやり景色を眺めていたので
山の形がよそと違うことにふと気づき、
新しい知識を得て、
何より校長先生とのおつきあいが講演会のあとも続くことになった
ときどき、ぼんやりする。
いいことたくさんあります。
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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