100年そこにあること
八戸“凱旋”講演の続きです。
中学校2年まで八戸で育ちました。
当時の八戸駅は小さな小さな古い駅舎だったんですよ。
年配の人たちは旧駅名「尻内(しりうち)」と呼んでいました。
あれから何十年、
新幹線が通って駅ビルだの飲食店だのホテルだの、新しいものばかりになった一角に、
昔と変わらないものを発見!!
本屋さんです。川村商店。
小さな町によくあるような、本とか文房具とかお酒とか日用品とか、なんでも置いてある感じの本屋さんです。
(川村商店という店名だったのは今回初めて知りました。子どもの頃は「尻内の本屋さん」と呼んでいたので)
小学生のころ、単身赴任の父がときどき帰ってくるのを迎えに行って、
待っている間この本屋さんで時間を潰し、父が着いたら帰りに1冊買ってもらう。
いつもこのパターンだったので、
私にとっては「八戸駅=川村商店」ってつながってるんですよ。
しかも、「読書の原体験=川村商店」でもあるんですよね。
そんなわけで、
大人になって本を書くようになったのも、
故郷八戸で講演なんかするようになったのも、
かなりの割合で川村商店のおかげです。
店内はさすがにちょっと新しくなっていました。
(うっすらした記憶では一番奥にレジがあって、おじさんが座ってた)
店内中央のレジにいる奥さんは「40年前じゃ、まだ私いなかったわね(笑)」
まさかこの本屋さんで、
自分の子どもにおみやげの絵本を買うようになるとは
あの当時は考えもしなかったなあ!
それにしても、
40年前にお世話になった店が
まだ残っているのは、嬉しいものですね。
何十年経っても変わらず受け入れてくれる場所があるって、
この移り変わりの激しい時代、とても貴重なことだと思います。
なんて感慨に浸っていたら・・・驚きの情報を発見!!
この川村商店、40年どころか
100年続いているらしいですよ!
詳しくはこちらをご覧ください→https://www.e-hon.ne.jp/bec/SF/ShotenHome?shotenCode=22215&List&TohanShotenHome

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。