同じ職場で働いていても、
「自分は何屋なのか」という自己定義は
人によって違ったりするものです。
同じカフェの店員でも
「私は接客業のプロ。たまたまカフェを選んだだけ」という人もいれば
「私はコーヒーを提供するプロ。カフェだから接客もするけど」という人もいます。
予備校でも同じです。
「自分は教育のプロ」という人もいれば
「俺様はエンターテイナー」という人もいます。
どれが正しいとかではありません。
「自分は何屋」という自己定義は何通りもあると知っていることが大事です。
「Aもある。Bもある。でも、いまの自分はC」という客観視ができていると、
仕事で行き詰まったときに発想を切り替えられるんですね。
(よく引き合いに出されるのが、写真フィルムのコラーゲンを化粧品に転用した富士フイルムです)
副業や転職で成功しやすいのは
「本業と同じこと」でもなく、「まったく違うこと」でもなく、
「サブとしてやっていたこと」。
本業1つに打ち込んでいると、必然的にサブの業務が発生しているはずですから。
あなたの本業は何屋でしょう?
サブの業務は何でしょう?
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.4.20 Vol.0966>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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