ご機嫌な建設現場
わが家の目の前で大きなビルの建設が進んでいます。
建設現場って、
ふつうは仮囲いと呼ばれる鉄の板で目隠しされてしまいますが、
うちのベランダからは丸見えなので、
基礎工事から毎日ずっと見てきました。
毎朝8時になると2~300人の作業員が整列して
朝礼のようなものが始まります。
マイクで何か話しているんですが、
ときどき拍手が聞こえるんですね。パチパチパチと。
何をしているのかと思ったら・・・
新しく現場に入る人が自己紹介をしていました。
なんてウェルカムな現場!!
いまの建設現場は作業員に優しい。
そして
作業員のみなさんも、優しいんです。
コンビニでおばあちゃんに列を譲っていたり、
その辺で遊んでいる子どもに声をかけてくれたり。
みなさん、機嫌がいいんですよ。
周辺の住民にも好印象。
サービス業界がブラック化しているのとは対照的に
建設業界はホワイト化が進んでいるようです。
そういえば以前、
名古屋の建設業の経営者の勉強会に呼んでいただいたときも
社長さんたちが口々に
「職人の数さえそろえば、いくらでも受注できるのになあ」
人が集まる職場を作ることは、
福利厚生ではなく投資案件になっているわけです。

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は企業研修講師としてビジネスパーソンにロジカルシンキング、ロジカルライティングを指導。合同会社ロジカルライティング研究室代表。