ちょっと前、
古い友人に会ったら、開口一番
「専業主夫やってるんだって? どんな生活?」
ん?
何か間違って伝わってない?
家事やってないし(笑)
たしかに「雇われて毎朝通勤する」という働き方ではないですし、
幼稚園の行事には平日でも必ず参加していたり
子どもにせがまれて一日かけてリカちゃんの服を作っていたりという生活ですが。
イクメンと専業主夫って、まったく別の言葉です。
家にいることが多いのは
予備校時代に「週5日出張」とか「1か月留守」とかで家内にワンオペ育児をさせてしまった反省と、
(2018年4月26日「イクメンシフトの効果」)
仕事の単価を1桁上げて労働時間を減らすことに成功したからです。
あと、日程を自分の都合で決められるところも大きいですね。
もっとも家ではパソコンに向かって
原稿の執筆とか、調べ物とか、この先のプロジェクトの準備とかをしています。
ただ、これらの仕事って
「お金になるのがずっと先」なので、
働いて稼いでいるという感覚はないんですよ。
なので傍から見ると
家事もせず、稼ぎもしないダメ夫
かもしれません(笑)
でも、飲み会の場で
報酬を自分の意志で1桁上げるとか
日程を自分の都合で決めるとか
5年後のために種まきをするとか
印税は不動産収入に似ているとか
そんな「働き方改革」を語るのはいかがなものか?
なんて妙に空気を読んでしまい、
「専業主夫やってるんだって? どんな生活?」
「うん、慣れると結構楽しいよ」
と適当な返事でお茶を濁してしまいます(笑)
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
→プロフィールの続きを読む