◆【講演メニュー】ロジカル文章講座 〜どんな「悪文」も「伝わる文章」に変える技術〜

実際にあったケースです。

「ご契約確認とご挨拶のためにおうかがいさせていただきます。ご都合いい日時に教えていただきたいのですが、土日でもおうかがいしてますのでご連絡おまちしてます。よろしくおねがいいたします。」

面識のない差出人からこのようなメールが来たら、受け取った人はどう思うでしょう?

助詞(てにをは)や漢字のミスだけではありません。

実は「自分が前任者から引き継いだ新しい担当者である」という大事な自己紹介が抜けていたのです。

あるべき情報がなく、日本語のあやしい「ビジネスメール」が届いたら、「詐欺メール?!」「なりすまし?!」と誤解されても仕方ありません。

 

ビジネスメール、報告書、提案書、議事録……。

ビジネスにおける文章に必要なのはまず第一に「誤解なく、正しく伝わる」こと。

「センス」ではなく「ロジック」です。

必要な情報が抜けている、余計な情報が紛れ込んでいる、文法の間違い……。「何となく違和感のある文章」には必ず「ロジックのずれ」があります。

そして「文章が書けない、筆が進まない」原因も、書こうとしている内容にロジックのずれがあるからなのです。

 

まず「ダメな文章」の「ダメな点」に気づきましょう。

次に「ダメな文章」を自分で直せるようになりましょう。

そうすれば、今度は「正しく伝わる文章」を自分で書けるようになります。

ご自身の「悪文」が「正しく伝わる文章」に生まれ変わるプロセスを体感してください。

 

 

日本の学校教育ではいまだに「自由に書く」ことに価値が置かれ、「論理的に正しく書く」というトレーニングはほとんど行われていません。そのため多くの人が社会人になってから文章で苦労しているのが実情です。

ビジネススキルとして「論理的に正しい文章」の書き方を学んでおくことは、一生リターンをもたらし続ける投資であるといえるでしょう。