◆【講演メニュー】ロジカルコミュニケーション 〜学校では教えてくれない「ビジネス国語」の授業〜
「なぜ発売日が5月に前倒しされたのですか?」と取引先に問われたとき、答え方は2種類に分かれます。
答え方A「先週、本社の会議で決まったからです」
答え方B「癒やしグッズとして、五月病の人にアピールするためです」
どちらも「なぜ?」という質問には答えていますが、
ビジネスパーソンとしての正解はB。
「会議で決まったから」と原因(過去)を説明されても、「はぁ、そうですか」としか言いようがありません。
しかし「五月病の人にアピールするため」と目的(未来)を説明されたら、「じゃあ、売り場に癒やしコーナーを作ろう」「キャンペーンをやろう」と次の手を打つことができます。
このように「なぜ?」という質問が求めるものは「過去の原因」の場合と「未来の目的」の場合があります。しかし、質問する側はいちいち区別せずに「なぜ?」と大ざっぱに聞いてしまうもの。
だからこそ、答える側が質問の意図を正しく汲み取る必要があるのです。
これは学校の科目でいうと「国語」にあたります。
しかし日本の学校教育では「正しい受け答えのルール」を体系的に教わることはありません。
そのため、この「受け答え」でしくじる就活生やビジネスパーソンが非常に多いのです。
若手のビジネスパーソンの仕事は9割が「誰かの質問に答えること」。
お客様からの相談に答える、取引先からの問い合わせに答える、上司に問い詰められて答える……。
だからこそ、「的を射た受け答え」ができる人と「的外れな受け答え」をしてしまう人で業績も人間関係も大きく差がついてしまうのです。
英会話やパソコンの能力以前の問題です。
セミナーでは「よくある失敗事例とその原因分析」「的を射た説明の『型』」の講義、そしてグループワークとして「報・連・相」「自己紹介」「会議での発言」などの実践的なトレーニングを行います。
受講者からは「受講後すぐに契約が取れた」「企画が通った」「職場の人間関係が変わった」などの声を多数いただいています。