■「採点者の心をつかむ 合格するプレゼンテーション・面接・集団討論」(かんき出版)
近年のAO入試・推薦入試で課されることが増えてきたプレゼンテーションと集団討論(ディスカッション、ディベート)の完全マニュアルです。
「面接+小論文」というのは昔の話。近年のAO入試・推薦入試では「小論文の代わりにディベート」「面接の中に10分間のプレゼンテーションを含む」「『面接』のはずが、行ってみたらディスカッションだった」など形式が多様化。受験生のコミュニケーション能力を重視する傾向が強まっています。
ところが、日本の学校ではプレゼンやディベートはおろか、「人前で話す技術(パブリック・スピーキング)」すら教えてくれません。日本人が「口下手、人見知り」と言われるのは民族性ではなく、学校で技術を教えられていないからなのです。
そこで本書では、話し方の基本から始まり、プレゼンの構成やスライドの作り方、議論の仕切り方や意見が対立するときのまとめ方まで、コミュニケーション型入試を攻略するために必要なノウハウをすべて網羅しました。
大学受験のみならず、就職活動でも社会人になってからの仕事でも、プレゼンテーションとディスカッション、ディベートの技術は役に立ちます。本書を通して一生使える武器を手に入れましょう!!
■「ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール」(かんき出版)
「ロジカルシンキングは難しい、使いこなせない」という人は多いものですが、その原因は「ロジカルシンキング」そのものではありません。
不公平感、被害者意識、過去へのこだわり、精神論、理想主義……人間の脳には合理的思考を妨げる「悪い癖」が存在します。この癖を捨てない限り、理論を学んだ人でも本質からずれた問題に固執したり、効果のない対策をくり返したりしてしまうのです。
本書では、まず頭の中から「考えてもムダなこと」を削ぎ落とし、「考えるべきこと」を最小限(ミニマル)に絞り込むためのルールを説明します。
そしてもっと「クール」な解決策を見つけるための発想のヒントを紹介します。
「ロジカルシンキングを学ぶ前の最初の1冊」として読んでいただいても構いませんし、「人生をスッキリさせる心の持ち方」として読んでいただいても構いません。
「ミニマル思考」の人にとって、仕事も人生も、身の回りのすべては「新しい問題解決のゲーム」になるのです。
■「公務員試験 無敵の論文メソッド」(実務教育出版)
公務員採用試験の論文といえば、従来は「行政がすでに行っている施策を事前に調べてうまくまとめる企業研究的なもの」と受験者の間で信じられていました。
しかし、だから受からなかったのです。論文という科目を得点源にできなかったのです。
行政が求める「優秀な人材」とは「すでに実施され公表されている施策を熱心に調べて『素晴らしい取り組みですね』とヨイショする人」ではありません。
求められているのは「まだ未解決の社会問題にいち早く気づき、有効な解決策を考え出せる人」。
いくら文章の「書き方、まとめ方、埋め方」を練習したところで、「問題発見、問題解決」の思考法を身につけていなければ論文試験で評価されることはないのです。
本書では公務員試験でよく出題されるテーマ(人口減少社会、待機児童問題その他)について「ガッカリ答案」と「スッキリ答案」を対比。受験者が陥りがちな「ズレた考え方」とそれが間違っている理由まで理解できるように構成されています。
■「仕事に必要なのは、「話し方」より「答え方」 日本語のプロが教える「受け答え」の授業」(KADOKAWA)
「なぜ業績が落ちたんだ?」と質問されて「少子化でマーケットが縮小したからです」と答えたAさんと「顧客管理を怠って得意客を逃したからです」と答えたBさん。
上司の質問の意味が「なぜ(他社は伸びているのに当社だけ)業績が落ちたんだ?」だとしたら、出世するのはBさんです。
社長の仕事は「指示を出す、質問する、スピーチする」など「話し方」が9割。これに対し新入社員の仕事は「上司、取引先、お客様からの質問」への「答え方」が9割。
話し方以前に、質問の意味を取り違えないことがビジネス会話の第一歩なのです。学校では教えてくれない、でもビジネスマンに必須の「国語力」を身につけて仕事の成果と評価を上げましょう。
■「回話的藝術」(大樂文化有限公司)
「仕事に必要なのは、「話し方」より「答え方」」の中国語版です。
「国語」の中でも「美しい日本語、正しい敬語」などの「教養」は日本国内のみで通用する分野ですが、「問いと答えのロジック」は世界共通。
そのため、ほとんど原著通りの翻訳で台湾・中国のビジネスマンに読んでいただいています。
■「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」(KADOKAWA)
従来の論文指導の中心だった「自由に想いを述べる」「知識をアピールする」という書き方を全否定し、「問題点を発見して解決策を出す」という小論文の再定義を提唱しました。
受験生向けに書いた参考書ですが、発売当初から学校の先生やプロのライターなど幅広い層から読者カードをいただいています。
おかげさまで2011年に発売して以来、Amazon「高校小論文教科書・参考書」カテゴリ1位をキープしています(2015年3月現在)。
■「寫作的技術」(大樂文化有限公司)
「小論文のオキテ55」の中国語版。
日本の受験生向けに書いた参考書ですが、台湾・中国ではビジネスマン向けの実用書として刊行されています。
文章構造のロジックや問題解決の思考法は世界共通。
受験勉強で身につけたスキルも将来グローバルに役に立つということが、この本で証明できたら幸いです。
■「何となく解いて微妙な点数で終わってしまう人のための 現代文のオキテ55」(KADOKAWA)
学校の「国語」は大きく二つのジャンルに分かれます。
一つは「美しい日本語、漢字の知識、文学の鑑賞」などの「教養」。もう一つは「問われたことに正しく答える、物事を正しく説明する」という「ロジック」。どちらも大事です。
しかし日本の学校では「教養」の授業がほぼ全て。国語の時間に「ロジック」を教わったという人はほとんどいないのではないでしょうか?
東大入試問題に対する各予備校の「模範解答」が「ロジック」という観点から見ると間違いだらけであることを指摘し、業界の常識・慣習を覆すことに挑戦しました。
代々木ゼミナールで18年間現代文を教えてきた集大成としての、いわば「卒業論文」です。
■「テストの花道4 総合力アップ篇」(NHK『テストの花道』制作チーム 河出書房新社)
Eテレ『テストの花道』「勝つ面接へ!3つの極意」(2013年9月23日放送)に出演したときの内容が第4章に掲載されています。
※詳細はメディア実績をご確認ください
生徒役の女の子が実際に書いた志望理由書の「指導前/指導後」の全文や、「分析ピラミッド」などのツールに書き込んだ内容など、番組では「尺」の都合で省略された部分までフォローされています。
■「何を準備すればいいかわからない人のための AO入試・推薦入試のオキテ55」(KADOKAWA)
いまや大学入試の半数近くを占めるAO入試・推薦入試。
志望理由と自己PRの書き方、面接の受け方を学ぶ必要があるのは就活生だけではなくなってきました。
ただ、高校生にいわゆる「プロフィールを盛って虚勢を張る」テクニックを教えたくはないので(笑)、大学選びの段階から将来の職業や社会との関わりを考え、「正直に勝負できる」内容になっています。
プレゼンの極意「3Dの法則」など、AO入試のレベルを超えた高度なことも書いていますが、これは本書を読んで大学生になった読者が将来の就活でも使えるようにとの企みです。