明治神宮のおみくじ「大御心」が毎回予想外の「お告げ」で、ありがたく受け止めつつも内心困惑しがちな件
明治神宮の「おみくじ」には
「大吉」とか「凶」とかがありません。
その代わり、明治天皇と昭憲皇太后の歌が書かれています。
筒をシャカシャカ振ると棒が出てきて、1〜30までの番号が書いてあります。
で、その番号の歌が書かれた短冊みたいなのをもらえるわけです。100円。
初めてこれを引いたとき、29番でした。
「器には したがいながら いはがねも
とほすは 水の ちからなりけり」
ちょうど代ゼミが潰れて環境が激変するときだったので、
柔軟に、でもしたたかに生きるというのは
私にとってリアリティのある「お告げ」だったんです。
明治神宮、すげー。
こういうのを「ビブリオマンシー」と呼ぶそうです。
去年、久しぶりに明治神宮に立ち寄りました。
おみくじ、引きましたよ。
一発ドーン!と仕事のスケールを広げたくて、背中を押してほしかったんです。
出てきたのは、11番。
「たらちねの 親につかへて まめなるが
人のまことの 始なりけり」
要約すると、「親孝行しろ」と。
それじゃない!w 求めてたんと違う!!ww
俗人の期待通りにならないのが「お告げ」というものかもしれませんね。
さて、今年の初詣。
土井師匠と著者仲間8人での「ベストセラー祈願初詣」です。
「ベストセラー祈願」ですからね。
一発ドーン!とヒットを暗示してくれるのか?!
著者の背中を押してくれるのか?!
・・・2番でした。
「人しれず 思ふこころの よしあしも
照し分くらむ 天地のかみ」
「こっそり悪いこと考えていても、神様はお見通しだぞ」ですと。
ご丁寧に裏の解説にも
「明るい生活は秘密のないことから始まります」とダメ押しされました。
これは、
「ドッカーンと大ヒットが出て、富と名声を手に入れても
調子に乗って悪いこと始めたり
六本木のクラブで悪い友達作ったりするな」
という戒めでしょうか?
前向きに受け止めたいと思います。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2020.1.4 Vol.0494>

ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。