公務員試験の論文は大学入試の小論文と何が違う???

 

公務員試験には「論文」という試験科目があります。

役所によって「教養論文」とか「論作文」とか「作文」とか呼び名はいろいろですが、

基本的には同じです。

 

「◯◯について、あなたの考えを述べよ」

 

大学入試の小論文と似ていますね。

そこで、公務員試験の論文と大学入試の小論文の共通点と相違点を比較してみましょう。

 

■テーマ、内容:公務員試験は「リアルな社会問題」

大学入試の小論文で出されるテーマは、学部・学科の内容に関係あるものが多いですね。

法学部であれば「民主主義の未来に関する思考実験」とか

文学部であれば「日本文学を英訳する際の2つの異なるアプローチ」とか。

「すでに社会問題化していること」もあれば「まだ顕在化していない仮定の話」や「社会情勢とは関係のない哲学的な話」が出ることもあります。

 

これに対し公務員試験の論文で出題されるのは

待機児童問題、地方経済の衰退、災害への対応、空き家問題、働き方改革・・・

「すでに社会で起きているリアルな問題」です。

哲学、思想、アカデミックな話はまず出ません。

 

 

■出題形式:公務員試験に「長い課題文」は出ない

大学入試の小論文は「課題文型」と「資料型」が主流です。

いずれにしても数ページにわたる課題文や複数の表やグラフを読んだ上で、

設問1「要約しなさい」「下線部を説明しなさい」(出題意図が理解できたかどうかを問う)

設問2「これについて、あなたの意見を述べなさい」(問題解決できるかどうかを問う)

という構成です。

読解力がないと(1)で的外れなことを書いてしまうので、ここで受験者の半分がふるいにかけられます。

 

一方、公務員試験では1〜3行くらいの問題文が多いですね。

長い課題文が出されることはありません。

だから大学入試のような「問題がちんぷんかんぷん」という事態にはなりません。

 

もっとも、グラフ問題が出る国家公務員一般職や東京都庁は「出題意図を正しく理解できたかどうか」でふるいにかけられるので気をつけましょう。

 

 

■必要とされる知識:行政サービスより「社会の困りごと」

公務員試験というと、行政や法律について詳しくなきゃいけないような気がしますが、

実際の合格者(内定者)を見ると、全然そんなことありません。

 

問われるのは「この社会問題をあなたならどう解決しますか?」であって

「これについて県がやってみた施策を答えなさい」ではないからです。

 

行政の施策を予習するよりも、

社会が抱えている問題、市民の困りごとにアンテナを張っておきましょう。

 

 

■対策:「書き方」だけ練習しても勝てない

公務員試験の論文に「文章表現のセンス」は必要ありません。

段落構成や言葉遣いは型が決まっていますから。

 

それよりも、

「問題解決のルール」を体系的に学ぶのが高得点への最短コースです。

 

問題提起・原因分析・解決策の各段落に書いていいこと/いけないこと。

これには明確なルールがあります。

小中高の時間割には「問題解決」なんて科目はありませんが、

体系的に教わっていないと、何のテーマでも「禁止しよう」「呼びかけよう」「補助金を出そう」という月並みな結論を書いてしまうんですよね(笑)

(ちなみにこの動画でお伝えしている「ミニマル思考」という問題解決メソッドは、大手の民間企業でも社員教育のコンテンツとして採用されています)

 

 

では、公務員試験の論文対策はどうあるべきか?

 

択一試験で余裕の高得点を取れる人なら

「行政のホームページをうまくまとめたような答案」でもお茶を濁せるかもしれませんが、

 

論文を得点源にしたい、論文で逆転したい、集団討論でも圧勝したいという人は

「正しく問題解決する答案」を目指しましょう。

 

この本がきっとお役に立つはずです。

「公務員試験 無敵の論文メソッド」(実務教育出版)

 

 

追記

新型コロナの影響で東京都庁、特別区、警視庁、東京消防庁が採用試験の延期を発表しました。

出遅れていた人には、ある意味チャンスかもしれません(不謹慎失礼)!

いまのうちに準備を整えて挽回しましょう。

CSS公務員セミナーの映像授業、通信添削ならいまからでも間に合います!

 



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