【理想と現実】課題文が読めない子には、読めないなりの「セカンドベストな答案」を指導することも必要だったりする件
不思議なもので、
子どもたちの絵とかピアノには、
どんなに下手でも「上手!天才!」とよく褒めるんですが、
小論文指導だけはマジになってしまいます。。。
目指すべき高いゴールを知っているだけに、
「課題文を読み間違えてるだろ、ゴルァ!」と言いたくなっちゃうんですね(笑)
何をどう教えても読めるようにならない子って、一定数いるんですよ。
能力の問題なのか、心理的な何かのブロックなのかわかりませんが。
そういう子に「出題意図を見抜いてベストな答案を書け!」と要求しても、無理なんですよね。
読むところでつまづいて、書く練習に入れません。
この場合はどこかで見切りをつけて
「出題意図とはズレてるけど、文章はちゃんと成立している」というセカンド・ベストをゴールにするのが現実的です。
出題意図で上位50%に入れなくても、下位50%の中で一番取ればチャンスは残ってますから。
という、理想と現実の折り合いのつけ方を
私も最近ようやく覚えてきたところでして。。。(苦笑)
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ロジカルシンキング&ライティング講師
ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計16万部のヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。