近所のホームセンターで地球儀を買ってみたところ、
クルクル遊び始めた子どもたちが、突然
「さいたま見っけ!」
え?
さいたま?
ホントだ!
「さいたま」だけ平仮名で書いてある!
地球儀の中で唯一わかる場所、初めて見つけた場所が、
自分たちの住む「さいたま」。
さいたまが地球の中心なんですよ。彼らにとっては。
東京都民が抱く「日本の中心」感とは次元が違います(笑)
TBSのアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」は、さいたまが話の中心。
秘密基地の「超進化研究所」はさいたま市大宮区の鉄道博物館の地下という設定です。
アニメに出てくる風景の多くは、うちのベランダから見えるのとまったく同じです。
これから地球存亡の危機に関わってきますよ、この街が。
こういう環境で育った子どもって
どんな世界観を持つんでしょうね???
なぜそんなところに興味を持つのかというと、
青森で生まれ育った私は
「辺境マインド」がいまだに抜けないからなんです。
東京が遠いというか、メジャーなものが遠いというか。
一番すごいもの、一番新しいもの、一番人気のものには
「自分とは違うから」と距離を置いてしまうんですね。
都心で講演するようになっても抜けない、
この自己肯定感の低さ(笑)
そんなわけで、
物心ついたときには自分の街が「地球の中心」という
うちの子たちが
どんな世界観や自己肯定感を持つのか、
親として興味津々です。
シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。