うちの3歳児がママからバレンタインのチョコをもらいました。

恐竜のパズルが入っている、恐竜の形のチョコです。

 

「いいのもらったねー、来月はママにお返ししないとね♪」

 

「お返しするの? 嫌だー!」

 

「は? ホワイトデーにはバレンタインのお返しをするんだよ」

 

「だって、ボクの恐竜だもん!」

 

「いやいや、お返しっていうのは、お礼に何か新しいのをあげること。

もらったものを返すわけじゃないんだよ(笑)」

 

子どもと会話していると、こんなのが日常です。

「返す=1 同じものを返す、2 新たなものを送る」

話が噛み合わないときって、「2つの意味に解釈できる言葉」が原因だったりするんです。

 

 

それと同じレベルの大臣がいました。

 

池江選手の白血病公表で

桜田五輪担当大臣が「がっかりだ」と発言した件。

「がっかり=1(自分が)気落ちしている、2(相手が)期待はずれ」

大臣は1の意味で言ったんでしょうが、世間には2の意味に聞こえたわけです。

 

あ、これは辞書の説明だけだとわからない部分です。

 

デジタル大辞泉では
「がっかり=望みがなくなったり、当てが外れたりして、気力をなくすさま」

大辞林では
「がっかり=事が思いどおりにいかず、気落ちしたさま」

 

いずれの辞書も「原因は相手にある」と責める意図があるかどうかには触れていないんです。

はっきり定義されていないから、人によって解釈が違ってくるわけです。

ここが公の場で発言する仕事の怖いところですね。

 

テレビに出るクラスの政治家は

スピーチライターやスピーチコンサルタントをつけているものですが、

桜田大臣はまだその手のプロを雇ってはいないようで。。。

 

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