「本を出したいんですけど」

と相談してこられる方には

「じゃあ、企画書かサンプル原稿か何か書いてみて」

と軽く言っていました。

 

が、

実際に書いてくる人って

10人に1人いるかいないか、くらいです。

 

 

いままでそれを

(ここで本気度が試されるんだよなあ)

なんて思っていたのですが、

 

 

先日ある方に言われて気づきました。

 

「企画書って、何を書くんですか?

サンプル原稿って、どう書くんですか?」

 

そうか!

そこも説明しないと、何も書きようがなかったのか!!

 

 

出版したことのない人にとっては

出版の世界には特殊なルールやしきたりがあって

それを守らなきゃ相手にされない、

みたいな不安があるかもしれませんよね。

 

 

そうです。ただ「◯◯やっといて」では動けないんです。

「こういう風にやって」と完成形のイメージを見せられて、やっと動ける。

未知のことほど「完成形がわからない」というハードルがあります。

 

 

そこで、最近は言い方を変えました。

「目次書いてみて。もし自分の本ができるとしたら、の想像でいいから」

目次だったら誰でも見たことありますからね。

 

そしたら、来ましたよ来ましたよ。

 

自分なりの「目次」を書いてきた人が。

 

これを手がかりにいろいろ聞き出します。

面白いネタを掘り当てたら、それを文章に書いてもらいます。

(ここなんですよ。本人が書きたいことと、客観的に見て価値のある部分がズレているケースが大半なんです)

 

 

いけそうだったら、合いそうな編集者なり出版プロデューサーなりをご紹介します。

(編集者も得意分野とか好みとかあるので、誰でもいいってわけじゃないんです)

 

 

さあ、本を書きたければ

まずは目次を書いてみましょう!

わからなければ、その辺の本を3冊くらい開いてマネするといいですね。

<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2019.5.30 Vol.275より>

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