毛皮のコートの取り出し方ひとつで上客を逃しているレストラン

 

あるレストランでのことです。

 

いい店だったんです。

料理も美味しいし、店内の雰囲気もいい。

 

でも、

店を出るとき、預かっていたコートを出すわけですが、

 

クローゼットからハンガーごと取り出してコートを外すのではなく、

ハンガーがかかっているままで

コートやマフラーをズルズルと引っ張り出すんです。

 

ハンガーや他の客のコートと擦れながら引き抜かれるわけですよ。

高いカシミヤや毛皮のコートを大事に着ているお客さんは、二度と来ないかもしれません。

 

「気になるんなら安いコートを着ていけばいい」という話でもないんです。

特別な日のデートに大事な人を連れていく店として選ばれなくなるって話です。

 

ハンガーごと外すかどうかという、ちょっとした違いなんですが、

これが客層を決める「フィルター」になっていたりするわけです。

 

 

駐車場が「客層フィルター」になっていることもありますね。

 

ベンツのGクラスを余裕で止める広さがないとか、

入り口に段差があって車高の低いフェラーリが入れないとか。

 

店の雰囲気とかブランドとかではなく、

物理的に来店できないわけです。

 

高いものを身に着けているときと

安いものを身に着けているときでは

身のこなしも物の扱いも、目に入る風景も違ってきます。

 

ターゲットとするお客様と同じものを着て、同じ目線で動いてみる。

やってみると、意外なところに「客層フィルター」が見つかるかもしれません。。



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