セミナー中の「問題解決ワーク」で

 

「子どもがテレビを見すぎることが問題だ」

 

と書く方、結構いらっしゃいます。

 

 

「それって、問題ですか? 何か困ります?」

 

 

えっ?って顔をされること、よくあります。

 

 

「ダメに決まってるでしょ!」と反射的に答えちゃいけないんですよ。

 

 

テレビを見ること自体が問題なのではなくて、

テレビを見すぎて「どんな実害が発生するか」を明らかにしてほしいんです。

 

 

視力が悪くなるからダメなのか、

勉強する時間が奪われるからダメなのか、

アホな番組を見てアホになるからダメなのか、

犯罪報道ばかり見て心が病むからダメなのか。

 

 

一口に「テレビを見すぎるのは問題」といっても、

みなさん違う意味で言っていたりするんですよ。

 

「ダメに決まってるでしょ!」の裏側を探ると、

 

親が何を心配し、何を大事にし、

何を思い込んでいるのかが逆にわかるんです。

 

 

バブル崩壊後の1993年頃、

経済学部の博士課程の大学院生に聞いてみたことがあります。

 

「経済成長って、しなきゃダメなの?」

「そりゃ、成長しなきゃダメに決まってるでしょ。人口増えるし」

 

正直、つまんねー奴だと思いました(笑)

 

まだ人口減少社会とかシェアエコノミーとかコンパクトシティなんて言葉はなかった時代ですが、

博士課程の大学院生なら最先端の視点を持っているかと思ったら、

意外と従来の成長モデルの住人だったようで。

 

「ダメに決まってるでしょ!」

その人のいろいろがわかる、面白いリアクションです。

 

─────────────────────────────────

◆日刊メールマガジン【ミニマル思考カフェ】のお知らせ◆

セミナーの復習に、お仕事のヒントに、暇つぶしに。

ときにはブログに書けないディープな話も。

毎日昼休みに配信される、ゆる〜く軽〜い無料メルマガです。


かんたん登録はこちらからhttp://bit.ly/2IcybjD

バックナンバーはこちら→http://bit.ly/2IeQbKg

─────────────────────────────────

関連記事

鈴木鋭智(Eichi Suzuki)

「『考える』のではなく『捨てる』“超”ロジカルシンキング」を得意とする企業研修、ビジネスセミナー講師。株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問。代々木ゼミナール講師時代、小論文を「文章表現ではなく問題解決の科目」と再定義することにより合格率を倍増。参考書『何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55』はシリーズ累計14万部を超えるヒットとなり、NHK Eテレ「テストの花道」はじめテレビ、雑誌でも活躍する。ビジネスの現場にも即応用できる問題解決メソッドとして、SMBCビジネスセミナーへの登壇を機に社会人教育に転身。満員御礼を連発するセミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は台湾、韓国でも翻訳出版される。1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。